シソ(大葉)を水耕栽培。2021年は、プラカップも使った新しい方法をためしています。

ベランダで、水耕栽培を中心にやさいをそだてて楽しんでいます。

シソ(大葉)もその1つです。

毎年、春のやさい苗が売られる時期に、シソの苗も購入しています。

昨年、はじめて水耕栽培に移行してシソの水耕栽培をしてみました。

その経験をふまえて、今年(2021年)は、新しい水耕栽培の方法をためしている最中です。

くわしくお伝えします。

今までのシソの栽培で学んだこと

2019年は鉢でシソ栽培していました

シソは元気に育てくれましたが、途中から虫による食害に悩まされました。

蛾の幼虫とバッタたちの食害です。

ベニフキノメイガの幼虫による被害が1番ひどく、ふ化した幼虫は、生長点のやわらかい新芽を食べてしまいます。

わたしも、見つけては捕殺するのですが、とても追いつきませんでした。



このベニフキノメイガの幼虫との格闘につかれきった私は、翌年は防虫ネットで防御することを決めました。

この年、矮性トマト・レジナやシシトウの水耕栽培がうまくいったので、シソも翌年は水耕栽培に挑戦しようと決めました。

2020年、初めてシソを水耕栽培してみました

シソの苗をホームセンターで購入してきて、水耕栽培容器に移植しました。

これまでほかのやさいでも水耕栽培に移植したときには、成長がしばらく(1週間から10日ほど)止まったようになるのですが、シソの場合はもっと時間がかかりました。

あたらしく根が出始めるのも遅く、移植に失敗したのではと心配しました。

その後は順調にそだっていきました。

この年は、最初から防虫ネットで覆いをかけていたので、虫の被害はありません。

最悪だったのは、養液のチェックを怠って、液肥切れをおこしてしまったことです。



防虫ネットに収まるように高さを抑えたくて、容器を浅型にしたままだったのが良くありませんでした。

養液量キャパが少ないので、毎日養液量のチェックをするべきでした。



鉢やプランターで土で栽培したなら耐えられたかもしれませんが、水耕栽培は、養液が空になると、根はすぐに乾燥してしまいます。

即、枯死につながります、気をつけてくださいね。

養液がたくさん入る深型の水耕栽培容器が向いているとおもいます。


これらの栽培で学んだこと

2019年までの鉢栽培と2020年の水耕栽培で、シソの栽培について学んだこと。

  1. 虫が付きやすいので、徹底した防除をすること。

    2020年に使用した0.6ミリのネットは、害虫を完全にシャットアウトできました。

  2. 水切れ(液肥切れ)には、注意すること。

    深型の容器をつかって養液容量を多くしておくのがベスト。

  3. 移植(栽培環境の変化)のショックが強く出たので、できるだけ移植のストレスを減らしてあげる工夫をする。

    バーミキュライトの培地に植え替えることで、根を裸状態にするそれまでの植え替えよりも、ストレスを軽減できるかもしれません。

これらの点をふまえて、2021年 シソの水耕栽培をあたらしくスタートしてみようとおもいます。

2021年、シソ水耕栽培をあたらしい方法でスタート

プラカップでそだてるのに向いていそうな小さいシソの苗がありました。

2021年5月11日

ゴールデンウィークが終わったので、近くのホームセンターに行ってみました。

そうしたら、いつも購入するよりもだいぶ小さなシソのポッド苗を発見。

試そうとしている方法でつかうカップで育てるには、丁度良い大きさにおもえました。

ラッキー! しかも79円(税別)でお安いですね。

バーミキュライトを培地にしたプラカップに植え替え

翌日の2021年5月12日

シソの苗をプラカップに分けて植え替えしました。

まず、苗をポッドから出して、水をはった容器の中で、根についた土を洗い流します。



今回は、カップに2苗づつ入れました。



ある程度そだってから間引きするつもりです。

トレーにうすく水をはって、室内でしばらく育苗します。

というのは、まだ夜や朝の外気温が低い気がするからです。



カップの底から根が出てくるようになって、ある程度の長さになったら養液栽培を開始します。

プラカップの底に不織布をとりつけて、カップごと水耕栽培容器にセットします。

2021年5月18日の時点では、プラカップの底からほんのちょっと根の先が見えてきたくらいです。



これまでのところ、自分がイメージした通りに、うまくいっています。


定植をイメージしたデモンストレーション

無事に、シソの根がカップから伸びてきたら下の画像のように定植しようと予定しています。

準備してある自作の深型水耕栽培容器に、プラカップごとはめてみました。

デモンストレーションです。

まだ養液(液肥)は、入ってません(笑)。

定植時は、これに支柱をつけて、防虫ネットを被せてから、ベランダにデビューさせると思います。

実際に定植しました

定植後のようす

2021年5月21日

予定していた深型容器ではありませんが、プラカップごと水耕栽培容器に定植しました。

深型容器に使用する栽培面が不足しているためです。

とりあえず浅型容器の1番かんたんに製作できるもので、ベランダで水耕栽培をスタートさせました。


もちろん虫の侵入を防止するネットを被せてあります。

ネットを被せたため透光率は86パーセントほどになります。

シソの場合、半日陰ぐらいの陽ざしのほうが、葉が固くなりすぎず、たべやすいシソの葉が収穫できるのではと期待しています。

定植の時点では、シソの根は、プラカップから少し出てきたくらいでした。

養液を吸い上げれる補助で、不織布をプラカップの底に取り付けてあります。

シソが、急に成長してきました

2021年6月7日

定植から2週間ほどが経過しました。

ここ数日で、ぐっと成長のスピードがあがってきたようです。


根もプラカップからたくさんでてきました。

支柱の高さを超えてきたら、摘芯しようとおもいます。

生育は順調です。

あと1プラカップに欲張って2株植えてあります。

これからの育ち具合で、間引くか決めたいとおもいます。

ここまでのシソ水耕栽培(2021年)のまとめ

育苗したプラカップのまま水耕容器に移植する方法がメインになりそうな予感

プラカップをつかった方法は、以前のスポンジで苗を挟んで定植する方法にくらべると、プラカップとお茶パック、バーミキュライトを栽培をおわらせるまで使い続けることになります。

ちょっと材料のコストが上がるかもしれません。

とくにバーミキュライトの使用量がぐっと上がります。


それでも、このやり方がわたしの中で主流になりそうだと思うのは、定植後の苗が安定しているから。

これまでのスポンジで挟む方法の残念な点をカバーしているからです。

苗が、容器にずり落ちることはありませんし、ちいさなプラカップの中とはいえ根が張ってくるので、成長するにしたがって安定してきます。

今年(2021年)に入ってから、この方法で、リーフレタス、ロメインレタスやルッコラをすでに水耕栽培して、うまく育てることができています。

今後の成長も楽しみです。





それでは また。

つづきもお楽しみに。



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