バジルを自作容器で水耕栽培してみました。プラカップに移植する方法と防虫ネットで、良い感じです。

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家庭菜園の定番のハーブといえば、スイートバジルもその1つではないかとおもいます。

一昨年(2019年)、バジルを鉢で栽培しました。生育旺盛で、とても育てやすいなと思いました。

わたしのウチでは、思ったほど出番がなくて、茂った葉っぱを使いきれずに余らせてしまい、あまり使わないならと、2020年は、バジルの栽培はお休みしていました。

2021年になって、プラカップを介した、あたらしい水耕栽培の方法の可能性を試してみたくなり、バジルも、今年の水耕栽培リストにくわえました。

バジルのベランダ水耕栽培(2021)のようす、プラカップを使った新しい水耕栽培の方法について、また、害虫防除の方法についておつたえします。

バジルの水耕栽培に興味がある方、上手に栽培したい方、また害虫に悩む方、のヒントになれば良いなとおもいます。

バジルの水耕栽培でおすすめの水耕栽培の方法、2つ

バジルを水耕栽培するのに、おすすめのやり方を2つ紹介します。 バジルは栽培に必要な要素さえあれば、とてもそだてやすいです。これから紹介する方法のどちらで育てるかは、あなたの水耕栽培場所の陽当たりやスペース、あとは好みで決めてください。

  1. バジルの苗をスポンジで挟んで、水耕栽培容器の定植用の穴に固定する方法

  2. バジルプラカップでタネから育苗する、又は苗を移植してから、水耕栽培容器にプラカップごと定植する方法

苗をスポンジで挟んで、水耕栽培容器の栽培面に定植する方法。

このやり方は、私には、基本のやり方です。水耕栽培を始めるにあたって、参考にさせていただいたブログ「水耕栽培100円グッズではじめてみました」の方が行っている方法です。

とてもシンプルなのが特徴で、水耕栽培容器と、定植用の穴に苗を固定するためのスポンジ養液(液肥)があれば、とりあえずバジルの水耕栽培がスタートできます。

わたしが、このやり方でバジルを育てたことがありませんが、同じような草丈になるシソ(大葉)やシシトウを育てた経験はあります。

そのとき気になったのが、時々、苗が不安定なこと

苗がそだって草丈がでてくると、スポンジが支えきれず、株全体が容器の中にずり落ちてしまうのです。

ずり落ちるまでいかなくとも、地上部が丈がのびた分、バランスが悪くなり、グラグラ、フラフラしてなんとも落ち着かないんです。

とくに、ベランダなど外で水耕栽培していると、風が吹くので、気が付くと、苗が斜めに傾いていたり、下にずれていたりします。

この方法の唯一のデメリットです。

高く育てないで栽培する人には全く関係ありませんね(笑)。

例えば、ある程度育ったら摘芯して、その摘芯した芽の部分をさし芽したり、脇芽をさし芽して、更新する人たちです。上に伸ばさない分、株の数や容器の数で収穫量を確保します。

バジルの栽培の場所に余裕のある人、水耕栽培容器に予備がある人、また室内とかで草丈をおさえて栽培したい人には、向いている方法です。

プラカップごと水耕栽培容器に定植する方法

つづいて、プラカップを介した方法を説明します。一つめの方法(スポンジで固定する方法)でデメリットだった、苗がずり落ちるのを解消するために考えた方法です。

2021年は、バジルを始めとして、いくつか他のやさいも、このプラカップを使ったやり方を試してみました。

結果からお伝えすると、とても満足のいく栽培ができました。苗が下にずれることはまったくありません。まあ、構造上あたりまえのことなんですけどね。

用意するものは、水耕栽培容器、プラカップ、バーミキュライト、不織布のお茶パックです。一つめのやり方よりも必要なものが増えてしまいます。

あと、この記事内での説明は省略していますが、水耕栽培容器の栽培面に穴をあける作業が必要です。そのための穴あけの道具も要ります。

もちろん、バジルの苗(購入したものでも自分で育苗したものでも構いません)、ハイポニカなどの養液(肥料)も必要です。

やり方は、次の通りです。


・道具をそろえたら、加工をします。
・水耕栽培容器の栽培面に、プラカップを差し込む穴(直径48ミリ~50ミリ)をあけます。
・プラカップの底面にも穴をあけます。


バジル苗(今回は購入したもの)を水に浸して、土を洗い流します。


・プラカップに、不織布をセットし、苗を入れて、バーミキュライトを注ぎます。
・バーミキュライトを注ぎ終わったら、カップごと水に浸して湿らせます。
・バーミキュライトが湿って、少し硬くなり、苗が安定します。
*バジルの画像がありませんでした。シシトウの苗もおなじように植え替えしたので、その画像を使用しています。


・プラカップの底面に、短冊形に切った不織布をセットする。
・これは、養液の水位が下がっても、毛細管現象でカップに養液が届くようにするため。


・養液を入れた水耕栽培容器にプラカップをセットします。
・念のため、不織布が養液に浸かっているかをチェックします。
・出来上がりです。

このプラカップを使った方法が向いている方は、1株を大きく育てて楽しみたい方。場所に限りがあったり、水耕栽培容器をたくさん持っていない方など、苗の数が少なくても、上に伸ばして、収穫量を確保したい方などです。

株が安定しているので、苗を上からつるす目的での支柱はいりませんが、草姿を仕立てたり、防虫ネットをかぶせたときの空間を確保する目的での支柱は、あった方が良いと思います。

あった方が良いというか、支柱、必要です。また、虫が飛来する可能性があり、薬の散布を減らしたかったら、防虫ネットもマストです。

バジルをあたらしい水耕栽培方法でそだててみました。

2021年春、実際に、プラカップを使った新しい方法で、バジルを水耕栽培してみました。以下は栽培のようすです。

バジル苗を移植し、根が伸びるまで室内で育苗しました。

2021年5月12日
ちかくのホームセンターで、小さなバジル苗を購入しました。さっそく、水に漬けて、根についた土を洗い流して裸の状態にしました。

不織布でできたお茶パックをプラカップに被せて、そこに移植を行いました。カップの中央に、苗を置いて、バーミキュライトを注ぎます。そのあと、苗をセットした状態のまま、カップの半分くらいまで水に浸せば、あっという間にバーミキュライトが水を吸水していきます。

乾いたバーミキュライトは、さらさらな状態ですが、水分を吸水すると、その分重たくなって苗が安定します。


5月18日
移植から、6日め、早くもプラカップの底から根がはみ出てきました。土からバーミキュライトへ、ベランダから一旦室内へと、環境がガラリと変わってもバジル君は生育旺盛です。本当に強いです。

水耕栽培容器に定植して、ベランダで育てはじめました。

5月21日
プラカップに移植して室内育苗をはじめて9日。自作の水耕栽培容器に、バジル苗を定植し、ベランダで水耕栽培をスタートしました。

7月6日
ベランダで水耕栽培をスタートして46日。この間に養液を何度か補充しました。養液は、ハイポニカを使い、指定希釈の500倍よりも少し薄い700倍にして与えています。もちろん指定希釈どおりに500倍にうすめて与えてもオーケーです。

葉の数、草丈、根ともに元気に成長しています。この1つの容器に3株植えてありますが、1度に収穫できる量を増やすため、また上に高くなりすぎるのを抑制するために、摘芯をしました。


そして、これがバジルの初収獲となりました。

8月30日
バジル苗を購入して、小さなプラカップに移植してはやくも110日になりました。養液の消費が激しくて、時々液肥切れが起きるそうになることもありましたが、とても元気に育てくれています。



そして、このプラカップを介した水耕栽培の方法は、予想していた以上に大・大成功です。根が不織布を抜けてうまく伸びてくれるかも心配でしたが、これも自分が思っていた以上に、根というのは先端が細く鋭いのでしょう。今では本当にボーボーとカップの底から生えている状態です。

防虫ネットをしているのに、虫食いの跡がみつかりました。

2021年10月
バジルの苗を手に入れてから、5ヵ月が経過しました。陽気もだいぶ秋めいてきました。ですが、バジル君の勢いは止まりません。

ただ、葉っぱに食害の跡が見つかりました。ベランダで栽培し始めてから、0.75ミリの防虫ネットを被せて虫が入らないようにしてきたはずなのに。犯人は、エカキムシ(ハモグリバエ)と、おそらくコナガかなにか小さいアオムシと思われます。

防虫ネットは、水耕栽培容器ごとバジルの株がすっぽり被さる大きさです。端を2重に折り返してホチキスで留めた袋状のネットにしてあります。

容器の底にネットの端を折り込んでありました。完全ではないにしろ、この状態では、虫は侵入できないだろうとおもっていました。

考えが甘かったです。

虫たちも、生きること、子孫を残すことに一生懸命なのでしょう。

ネット越しに、卵を産み付けたかもしれません。また、収獲や液肥の補給の際にネットを外した時にこっそり入り込んだかもしれません。


ネットをかけないで栽培した時とくらべると、被害はごくわずかです。虫の来れる環境では、防虫ネットは、ゼッタイにあった方が良いですよ。

バジルの青々とした葉が茂るのを眺めるには、ネット越しでは、イマイチです。

冬越しに挑戦します。葉っぱ、花芽、根を整理しました。

2021年10月12日
10月になって、少し株の勢いがなくなってきた気がします。

容器の中は、伸びる根を放置した結果、見事に容器の型になっていました。もう根詰まり状態ですね。



ここまで栽培を続けてみてわかりました。このサイズの容器に、バジル3株は厳しいのかもしれません。または、あまり根が詰まらないうちに、根をカットした方がよいのかもしれません。

来季の課題とします。今年と同じように3株植えて、時期をずらして根切りして、それぞれの育ち具合を比べてみようかな、ちょっと覚えている自身がありませんけど。




11月30日
やっと花芽がでてきました。かなり遅いです。株によるのか、品種のせいか、花がつく時期にはだいぶ差がありますね。



葉っぱを収穫し続けるには、花が咲くのは遅い方がよいです。でも種取りをしようとおもうなら、あまり寒くならないうちにタネが熟すことができるように、幾分早く咲いてくれたほうがよいとおもいます。

そしてこの日、かなり寒くなってきたので、種取りはあきらめて、葉掻き&根切りをして簡易ビニール温室に入れてあげました。

シシトウ同様に、ものは試しで、冬ごしができるか挑戦です。


2021年12月24日
簡易ビニール温室に入居して24日がたちました。

茎は、カサカサして乾燥した状態、葉っぱのほうは萎れています。切った根のほうは、ほとんど新しい根が出ていません。ただ、残した根の一部は白くきれいで、まだ生きているような気もします。



昨年(2020)は、ベランダの簡易ビニール温室で、ドワーフトマトたちの越冬に成功しました。なので、同じようにやれば、他のやさい、例えばシシトウやバジルも意外と冬越し出来て、継続栽培できるんじゃないか?と考えたわけです。

まあ、枯れて当たり前なので、気楽に春まで、観察をつづけます。

養液だけは、たまにチェックしようと思います。季節に関係なく、水耕栽培では、容器内の養液がなくなれば、即、枯れてしまいます。ご注意くださいね。

*追記(2022年3月17日)簡易ビニール温室による冬越しチャレンジの結果。
スイートバジルの冬越しは、失敗に終わりました。今回の冬は前年よりも寒かった気がします。前年に成功した、ドワーフトマトの冬越しもうまくいきませんでした。光が入る部屋に取り込んで管理すればうまくいくかもしれません。

さいごに

バジルをプラカップを介して水耕栽培容器に植える方法を試してみました。

それまで、おこなってきた、スポンジで挟んで、栽培用の穴にセットする方法は、シンプルです。使用する道具も少ないです。カンタンで気にいっています。ただ、最大の弱点は、苗をセットするのが点であるため、安定感に欠けること。

この安定感に欠けるという弱点、(特に、草丈が高くなる野菜は重心が高くなるので不安定になりがちで、スポンジ部で支えきれず、容器内にずり落ちることがあるのでした。)

この対策のため、プラカップで一度苗を受けて、水耕栽培容器にセットするという方法をとってみたのです。

2021年、バジルの水耕栽培も、このプラカップを使った方法で、とても満足のいく栽培をすることができました。自分のイメージ通りに、苗が安定していたので、栽培のお世話をするのに集中できたのです。

バジルはそだてやすいですが、虫が付きやすいです。水耕栽培でもそれは同じです。目が細かい防虫ネットを被せて保護するのがおすすめです。

100パーセント防除はできないかもですが、虫の捕殺に疲弊したり、薬剤を使用する回数をうんと減らすことができます。

ぜひ、この春、バジルの水耕栽培を楽しんでみてください。

わたしが試したようにバジル苗を移植するのも良し。また、タネからそだてる(バーミキュライト、不織布、プラカップの3点セットに種まき&育苗してから、同じく水耕容器にセットする)のもアリかなと思います。

妄想と試行錯誤のくりかえしですが、楽しいですよ。

それでは また。



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