自作・浅型水耕栽培容器(マイバージョン・再アレンジ版)つくりました。手間とお金は、かかりますが完成度は高いです。

浅型水耕栽培容器(マイバージョン)再アレンジ 水耕栽培
スポンサーリンク

私が師と仰ぐ方の自作浅型水耕栽培容器の作り方からヒントをもらって、これまで浅型水耕栽培容器(マイバージョン)そのアレンジ版を紹介しました。

これは、浅型水耕栽培容器(マイバージョン)です。

栽培面にダイソーのお皿スッキリラックを使用しています。

浅型水耕栽培容器(マイバージョン)



アレンジ版は、ダイソーのお皿スッキリラックが売られなくなってしまい、その代わりになるものを急ぎで作りました。

100円ショップで売っていた容器の底をくりぬいて、栽培面に使用しました。

使えるのですが、素材がやわらかすぎるんです

なので、正直に言うと、その使い心地には満足していません。

浅型水耕栽培容器(マイバージョン)アレンジ



そこでもう1度お皿スッキリラックの代わりになる栽培面を作ってみることにしました。

コストが多少かかっても納得がいくものを作りたい。

できるだけ長く使いたい

そして今まで使ってきたセリアのアレンジボックスを無駄にせず使い続けたいと思ったからです。


そうして出来上がった浅型水耕栽培容器(マイバージョン)の再アレンジ版。特徴と作り方をご紹介します。

結果、1栽培面を製作するコストが400円以上になっちゃいました。


価格的におすすめしづらいのですが。


使い心地はとても良いです。参考にしてみてください。

今回の再アレンジで目指す理想のカタチは?

下部の容器は今まで通り セリアのアレンジボックスを使用

セリアのアレンジボックス

下側に使用する容器はこれまで通りセリアのアレンジボックスを使いました。

理由は、大きさがわたしの水耕栽培のやり方に一番使い勝手がよいからです。

それに、すでにアレンジボックスをたくさんもっているので、これらを使い続けないともったいないので。

栽培の規模や場所の広さなど人それぞれ好みの容器のサイズは違うと思いますが。

アレンジボックスのもう1つ好きなところは、使わない時いくつか重ねてもかさばらないことです



逆にマイナスポイントは、格子状の入れ物なので、ビニール袋が不可欠なところです

格子状の構造が軽さに貢献してるんですけどね。

上部の栽培面の理想は、やっぱりお皿スッキリラック

浅型水耕容器(マイバージョン)は上部の栽培面にダイソーで売っていたお皿スッキリラックを使っていました。

ちょっとした加工で、容器のアレンジボックスとピッタリ重なってくれたのです。

このマイバージョンの水耕容器は私の中では何の不自由なく使えていました。

ダイソーのお皿スッキリラックさえ今でも売られていたなら、わざわざ代わりになる栽培面を探したり、新しく作成する必要がなかったのです。

やっぱりお皿スッキリラックと同じ使い心地の栽培面を目指すことにしました。

お皿スッキリラックの良かったところ=理想のカタチ

ここで改めて、お皿スッキリラックが、なぜ気に入っていたのか、お皿スッキリラックの良かった点を確認してみます。

  1. 大きさが丁度良く上下がピッタリあう。ちょっとした加工で、下にあわせる容器(セリアのアレンジボックス)とマッチした。


  2. 適度な強度がある。2ミリほどの厚みですが補強もされているので、支柱を設置したときや苗が
    大きく成長しても歪みが少ない。


  3. 加工がしやすい。プラスチック素材のため必要に応じて切ったり、削ったり、熱で溶かしたり、穴を広げたりしやすい。

  4. 苗を植えるのに丁度よい大きさの穴が最初からあいている。茎が太くなる野菜の場合も穴を削
    るなどして対応しやすい。


  5. 遮光しやすい。四角い板状の形なので、遮光のためにアルミホイル等で覆うのが楽ちん。

こんなに水耕栽培向きの機能を備えていて、110円ですから。

本当になくならないでほしかった。

ホームセンターで栽培面の素材を探してみました

アクリル板や発泡塩ビ板が候補に

近くのホームセンターに行って、上記の良い点を持つ素材を探してみました。何店か廻ってみました。

候補になった素材はアクリル板発泡塩ビ板です。

驚いたのがその値段。

何の加工もしていない板なのに3ミリ厚、600ミリ×450ミリのサイズで2000円くらいします。

ダイソーのお皿スッキリラックは約175ミリ×250ミリでした。

私が手にしたこれらの板はサイズ600ミリ×450ミリ。


お皿スッキリラックと同じサイズを作るなら5枚は作れます。

だけど、自作水耕栽培容器の1栽培面に今までの4倍以上のコストがかかる計算です。


2ミリ厚の方が安かったのですが、支柱を取り付けた時に歪みがでないように3ミリ厚の板をチョイスしました。

発泡塩ビ板をチョイス。

発泡塩化ビニール板をえらんだ理由は、アクリル板と比較して価格が少し安いこと、そして材質がアクリル板より柔らかいので、穴開け加工の際に割れにくいだろうと考えたからです。

450ミリ×600ミリ×3ミリ厚の発泡塩ビボード

スーパーバリューというホームセンターで購入したのですが、価格は1980円+消費税で、2178円でした。

高いですね、仕方ありません。

ながーく使い続けるぞー。

元を取らなくては。

栽培面の作り方

採寸する

塩ビ板の切り出しサイズの線引き

切り出すサイズを確認してしるしをつけます。

今回は、アレンジボックスの開口部をピッタリ覆うことができる大きさ160ミリ×250ミリにしました

表面がすこしザラザラしているので鉛筆、ボールペンや、マジックなど何を使っても線をひけます。

ちなみに、最初に貼ってあった保護フィルムは、線を引く前にはがしました。

ボードをカットする

塩ビ板をノコギリでカットしている画像

万能ノコギリを使ってカットしました。アクリルカッターでもカットできそうです。

万能ノコギリ(オールマイティソー)の画像

こちらはアクリルカッター(商品は、オルファのPカッター)。

アクリル板や硬質の塩ビ板のカットに向いています。



切りくずが結構出ます。後で片付けがしやすいよう新聞紙やビニールシートを敷くなどして工夫しましょう。

また切り粉を吸い込まないようマスクをして作業しました。

万能ノコギリやアクリルカッターでの作業は、下の台や床が傷つかないよう注意が必要です。

栽培面の元になる板が5枚切り出せました



苗をセットする穴の数と穴をあける位置を決める

穴の配置例。

塩ビ板の穴あけの配置図その1

苗をセットする穴の数と位置を決めます。

ここは各人の好みで良いと思いますが、私のおすすめは9穴をあけておく方法です。

穴の位置は9穴それぞれができる限りはなれている方が良いのですが、容器のふちに近い6穴はふちに近すぎるのは良くないです。

苗をセットしたときに根が容器のふちにくっついて養液に届かずしおれたり枯れたりするトラブルが起きやすくなります。

苗が小さいときは9穴全部を使って育苗して、大きくなるにつれて間引きや選別をしながら最終的に1穴か2穴で栽培するプランを想定してこのように9穴をあけてあります。

もちろん最初から穴の数少なくてもかまいません。

自分の栽培スタイルやプランで、自由に決めてみてください。

たとえば、3つ穴ならこんな感じになりますが、どうでしょう。

塩ビ板の穴の配置図その2

穴をあける

1.定規を使って穴をあける位置にしるしをつけます。

2.穴をあける大きさの円をコンパスで描きます。

コンパスで書くときにあらかじめ円の中心点を千枚通しなどでくぼませておくと、コンパスのハリが滑らずにじょうずに丸を描けます。

あける円の直径は15ミリから20ミリくらいが良いでしょう。

ちなみにマイバージョンの栽培面に使っていたダイソーお皿スッキリラックの穴は直径15ミリでした。

写真で紹介しているのは直径18ミリです。

円を描くときに、コンパスのハリを刺すところをあらかじめ窪ませておくと、ハリが滑らずきれいに描けます。

3.ミニルーターを使って穴をあけます。手動、電動に関わらずドリルやミニルーターなどの工具を使った方が圧倒的にラクです。

ミニルーターを使って、塩ビ板の穴あけ作業

この作業を安く上げようとした方法があります。

千枚通しなど先の部分を熱して板に押し付けます。

熱で溶かして穴をあけるのです。

空いた穴を棒状のやすりで所定の大きさまで削って穴をひろげます。

塩ビ板の穴あけ作業を熱したドライバーで試みたときの画像



ただ、うんと時間がかかります。わたしは穴1つ完成するまえに気力が続かずやめました。


あとで知ったのですがテーパーリーマという工具があります。

手動で穴を広げる道具です。

ミニルーターと先端のビットを購入するよりは安いです。

通販サイトのレビューを見ると、思ったより楽に穴を広げられそう。

手動なので音もあまり大きくないそうです。

次の機会のために、というか使い心地を知りたくなって買ってしまいました。

テーパーリーマ、HOZANのK-442というモデルで、穴を3ミリから16ミリまで穴を広げることができます。

穴を広げる

3ミリの塩ビシートの穴を広げるには少々チカラが要ります。

ミニルータテーパーリーマどちらを買うかとなった場合、板の厚みが薄めで、水耕栽培の穴をあけるためだけなら、テーパーリーマで十分だと思います。

削り残しやバリをきれいにしたりすることまで考えるとミニルータはその辺まで作業できるので、ミニルータを勧めたいかな。

切り口をきれいにする

耐水ペーパーをつかってボード側面や穴周りのバリを削り取ります。

水をかけながら作業するとやけどせずに作業できます。

塩ビ板の側面のバリ取り作業

遮光する

アルミホイルを使って遮光します。

素材自体が透明でなく、厚みも3ミリあるので光はほぼ透過しないと思います。

板より少し大きいアルミホイルを折り返して、端をセロテープで留めました。

塩ビ板をアルミホイルで遮光した画像


今回の遮光の処置は、養液の藻の発生をふせぐというよりも、長期の使用でも塩ビ素材の劣化をできるだけ防ぐためにおこないました。

スポンジを穴にセットして栽培面の完成です。

使用する穴のところのアルミホイルを指などで破ってスポンジをセットします。

塩ビ板の穴にスポンジをセットした画像

私の場合、四角に切り出すスポンジの1辺の大きさは、だいたいですが、穴の直径の1.3倍くらいにしています。

穴の直径が15ミリならセットするスポンジの1辺の長さが20ミリくらいになります。

このくらいが私には使い心地が良く感じます。

下部の容器(アレンジボックス)を準備して栽培面と組み合わせます

アレンジボックスを水耕栽培容器の容器として使えるように手を加えます。

1.アルミホイル等を使って全体を覆います。

今回は、内側にアルミホイルを貼って端をセロテープで留めてあります。

アレンジボックスの内側にアルミホイルを貼った画像



2.ビニール袋の保護と断熱のために、底面と同じ大きさに切った段ボール紙を容器の底にセットします。

アレンジボックスの底に段ボール紙を敷いた画像



黒の.ビニール袋ゴムを使って容器を覆います。

ビニール袋の口から3分の1くらいのあたりに輪ゴムを通して折り返します。

輪ゴムを容器の縁に引っ掛けるようにして固定します。

アレンジボックスの内側に黒ビニール袋をセットした画像


4.栽培面と組み合わせて、クリップ等で固定して、出来上がりです。

浅型水耕栽培容器(マイバージョン)再アレンジの完成画像

実際に使ってみました

秋の野菜苗が園芸店で売られる季節になりました。

今秋(2020)はスティックセニョールに挑戦してみました。

茎ブロッコリーの苗の画像

根についた土を洗い流して、再アレンジの浅型水耕栽培容器の(マイバージョン)に定植しました。

浅型水耕栽培容器(マイバージョン)再アレンジに植えた茎ブロッコリーの画像

株が大きくなりそうなので安定を良くするため、また下に抜け落ちてしまうのを防止するためにhappyspringの育苗ポッドを併用しています。

育苗ポッドが入るように穴を直径23ミリまで広げてあります。

浅型水耕栽培容器(マイバージョン)再アレンジの2穴タイプの画像

根が伸びて背丈も高くなってきたので深型水耕栽培容器に移行させました。

茎ブロッコリー栽培、容器を深型にしました

さいごに

勢いに任せて最新の浅型水耕栽培容器(マイバージョン)を完成させました。

栽培面の作成1枚当たり400円のコストは、ちょっと高くつき過ぎましたが、使い勝手は、理想としたお皿スッキリラックとほとんど変わらないです。

満足のいく出来だとおもいます。

これで、栽培面はそのままで水耕栽培容器を浅型から深型へ移行することも、今まで通りできるようになりました。

浅型水耕栽培容器(マイバージョン)シリーズの気に入っている部分です。

ぜひ参考にしてみてください。

あなたのアイデアや野菜も大きくそだちますように。


それではまた。

コメント