シシトウの水耕栽培・2021年。苗をプラカップにいれてから水耕容器に移植する方法をためしています。

2021年5月

今年も、シシトウの水耕栽培をスタートしました。

水耕栽培で育てはじめて、今年で3年目になります。

これまで、とくに大きな失敗はないし、水耕栽培でもとても育てやすい作物だと感じています。



昨年は、5月のはじめに水耕栽培容器に定植して、6月のはじめから11月の半ばまで5カ月間も収穫できました。



今年(2021)も シシトウの水耕栽培をはじめました。

今回は、より水耕栽培をストレスなく?できるように、あたらしい試みをしています。



シシトウ水耕栽培の様子をおつたえしながら、あたらしいやり方も解説します。

これまでのシシトウの水耕栽培のやり方

これまで(2020年)までの、購入したやさい苗を水耕栽培に移行させる方法です。

水耕栽培に移行する際に、シシトウのポッド苗をきれいに洗ってから、スポンジで挟んでから定植穴にセットします。



この方法でもシシトウは元気に育ってくれるのですが、株元をスポンジで支えているため、株が大きくなってこないと安定しません。

支柱をとりつけて、苗を支えてあげる必要があります。


シシトウの購入苗のように、あるていど草丈がある苗の場合、スポンジのように柔らかい素材では支えきれないのです。


どうにかこの不安定さを克服して、ぐらついたり、下にずり落ちるのを防ぐ方法はないものかを考え続けていました。

あたらしい水耕栽培のやり方で、シシトウの水耕栽培をスタート

それで、たどり着いたのが、バーミキュライト入りのプラカップに植え替えて、それを水耕栽培容器にセットする方法です。

ずっと以前から、タネからそだてて水耕栽培するときに、タネまきから育苗まで、バーミキュライト入りプラカップを使っていました。

いままでの水耕栽培の時と同じくらい育って収獲できれば何もいうことはありません。

成功といえるとおもいます。

とにかく、やってみなければわかりませんが。

シシトウ苗を定植して水耕栽培はじめました

2021年5月24日

シシトウ苗の定植作業をあたらしい方法でおこないました。

シシトウの定植作業の少し前にシソの苗とバジル苗を、同じ方法で定植していたので、カンタンにできました。

ただ、苗が上下ともにだいぶ育っていたので、上部は支柱をつかって支えてあげなくてはなりませんでしたし、下の根の部分はプラカップに収まるように半分ほどにカットしました。



今後、根がしっかり張ってくれば、スポンジではさんで定植する方法よりも、しっかり安定してくれるはずです(あくまで予定ですが)。

ちなみに、養液ですが、ハイポニカとペンタガーデン・プロをそれぞれ指定希釈率より2割ほど薄目に作って使用しています。

ドワーフトマトも育てていて、そちらにあわせたうすめの養液になっていますが、指定希釈率でつくってあげても、もちろん大丈夫です。

むしろ、そのほうが、育ちがよいかもしれません。

開花そして結実がはじまりました

2021年6月9日

定植から2週間以上が経過しました。

定植時に根を半分以上切ってしまったのが影響しているのだとおもいます。

定植後の成長は、昨年よりも遅い気がします。

根の成長と株の成長、そして実の肥大を同時にしているのだから仕方ないですよね。

根がカップの底をぬけて、養液にちょくせつ触れるようになれば、一気に成長が早くなってくれると期待しています。

それと、この症状はいつもの事ですが、午前中の強い日差しで、葉がしおれています。

夕方には、なんとか復活しているので大丈夫だとおもいます。



今のところ、根は、プラカップの底からちょろっと見える程度です。

なにせ、根を切って定植しているので、元通りに根が伸びるまでは、バーミキュライト部分にも毎日水やり(霧吹きで湿らせる程度)しています。



なにやら生長点がおかしくなってきてしまいました。病気?

最初の収穫がはじまてから、その後に咲く花や新芽が、おかしくなってきました。

葉もきれいに伸びず、蕾もちいさく黒く萎縮してしまっています。

アブラムシ対策も兼ねて、早くから薬剤を散布していたのに、、これは何の症状でしょうか?

かなりひどいので、症状が広がるのをおそれて、茎の上半分を切除しました。

それから2週間ほどが過ぎましたが、出てきた脇芽も1株を除いて、同じように萎縮しています。

プラカップに移植する際に根を切りました。その時に悪い菌が入ってしまったのでしょうか。

しばらくしても治る気配はなく、具合の良くない2株は撤収しました。きれいな脇芽がでている株に病気が移るのを防ごうとしています。

このきれいな脇芽が元気に成長してくれることを期待しましょう。



時々立ち寄るホームセンターで、リカバリー苗をたまたま購入していました。

具合が悪くなるのを見越していたわけではありませんが、たまたま売れ残りのセール品(2株入り114円)を買っていました。

大変お安かったのと、さらなるシシトウの収穫量アップが見込めると思っての購入でした。

こちらのシシトウ株も元気にそだってほしいです。

しばらくポッドのまま放置していましたが、7月18日ようやく水耕栽培容器に定植しました。

ただ株がすでに大きくなっていて、根もかなり張っているので、プラカップ移植はあきらめて、昨年のやり方、スポンジで挟んでの移植にしました。

復活してくれました!

8月になり、脇芽だけにした株、あとで購入して移植した2株は、どれも花が咲きだして実がふくらみだしました。

心配していた萎縮の症状も再発しませんでした。ほっと一安心です。

復活した株には、少しも萎縮はでていません。

スポンジで挟んで移植した2株も順調です。遅れて養液栽培を開始しましたが、もとから大株だったからでしょう。

8月の中旬には、そこそこ収穫できるようになってきました。

今のところ、今年のシシトウの実は当たり(辛いもの)が少ないです。辛いものが苦手な方な私には良い事なのですが理由がわかりません。

まとめ

早いもので、もう9月も14日になってしまいました。そろそろ大きくなる前に赤く色づいてしまいそうです。

実が赤くなったものは、勝手なイメージで、辛いと思っていたのですが、友人によると、辛くなるわけではなく、逆に甘みが増してくるそうです。

とはいえ、いつもの年ならこの頃になると、当たりが多くなってきます。家族も怖がって食べなくなります。

なので、種取りと、冬越しチャレンジの為に栽培はつづけますが、食べるための栽培と収穫は終わりにすることにします。

やっぱりシシトウは水耕栽培ぜったいオススメ野菜だと実感してます。

それでは また。

それでは また。つづきもお楽しみに。

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