ドワーフトマトの栽培にはまっています。
冬の間もドワーフトマトの栽培を続けたくて、ベランダに簡易のビニール温室を設置しました(2020年、12月)。
ネット通販で、送料、消費税込み2820円で、購入したものです。
思い付きでやったのですが、こちらの願いが届いたのかドワーフトマトは冬越しに成功して、また花を咲かせ始めています(2021年、3月10日現在)。
ドワーフトマトの冬栽培の記録を紹介しながら、簡易ビニール温室の効果についてかんがえてみました。
冬の栽培にこぎつけた、2020夏のドワーフトマト4種類
2020年の春夏にベランダで栽培していたドワーフトマトたちです。
- レジナ(タネから)
たぶん一番日本で古くから知られている矮性のミニトマト - レジナイエロー(タネから)
レジナの黄色バージョン、黄金トマトという名前で、はせがわさとう商店というお店で売られていたのを購入。 - ドワーフトマトプリティーベル(苗から)
テピアシードさんが育種して、有名な園芸家さんが命名した、今もっとも人気があるであろうドワーフトマト。日光種苗さんの通販サイトで購入したものと練馬区のオザキフラワーパークさんで購入したもの。 - ドワーフトマトのF2(雑種2代目)、F3(雑種3代目)(タネから)
3.のドワーフトマトプリティーベルのタネを採種して自分でそだてたもの(2代目)とそのタネからそだてた3代目
これらぜんぶの種類のドワーフトマトが11月まで生きていました。
できれば、全部温室に入れてあげて冬の間も育ててあげたかったんです。
ですが、簡易温室の大きさからすべてを中に入れてあげることは不可能でした。
それで、まだ元気があるもの、大きくなりすぎていないものを選ぶことにしました。
レジナイエロー、プリティーベル(日光種苗で購入したもの)、ドワーフF2そしてF3、の4種類が簡易温室に入居しました。
冬の栽培をしたベランダの環境と、使った簡易ビニール温室について
ドワーフトマトを冬越しできたよと言っても、住んでいる地域や、ベランダの状況、そしてどんな温室かによるところが大きいとおもいます。
育てている場所
わたしが住んでいるのは東京に隣接する県です。
東京練馬区のオザキフラワーパークさんへは車で1時間かからずに行くことができます。
おおまかに言えば、南関東になりますね。
そして、集合住宅の1階で、ベランダは真東に向いています。
まわりの建物などによって、1日のうちで直射日光が当たるのは、朝の8時前後から午前11頃までです。
1日3時間くらいです。
意外と陽が当たっている時間は短いです。
それと東向きのベランダですが、1階というのもありますが、風があまり強く吹き込みません。
日照時間は短いですが、風の被害はあまりないのが良いところだとおもいます。
そしてこの冬は、雪が積もることはありませんでした。
ネット通販で購入した簡易ビニール温室
広いお庭と立派な温室があったらなあ。
そんなのは夢物語ですね。
うちのベランダはせまいので、そこにうまく収まって、なおかつ人が前面の開口部のまえで作業できるスペースも確保しなければなりません。
そんな条件でも、可能な限り広いものを手に入れて、1株でも多く冬越しさせたいと思っていました。
条件に合うサイズの簡易ビニール温室を探さなければならないので、いろいろと比較、検討できる通販サイトで購入することにしました。
選んだのが、「組み立て式簡易温室 グリーンキーパー(段なし)」でした。
たしか、マルハチ産業という会社がつくっているものだとおもいます。
スチールパイプとジョイントパーツで骨組みを組み立てて、ビニールを上から被せて出来上がりの簡単なものです。
うちではビニールの端部分をプランターでおさえて、固定していました。
さきに言いましたが、うちのベランダは東向きで風があまり強く吹き込みません。
なのでこんな簡単な抑え方でも特に問題はおきませんでした。
簡易温室での冬のドワーフトマト栽培のようす
簡易ビニール温室をベランダに設置しました。
2020年12月1日に、ベランダに簡易ビニール温室を設置しました。
商品自体は11月20日に届いていたのですが、中に据え付けようと考えていたフラワースタンドがまだ届いていませんでした。
スタンドが届いて、説明図を見ながら組み立てて、設置となりました。
予定していたドワーフトマト4種がなんとか収まりました。
ちょっと窮屈だけど我慢してもらいます。
天気の良い日の温室内の温度はかなり上がります。
かなり生暖かい感じがします。
朝晩は相当冷えるので、その温度差が気になるところです。
年末年始のようす
簡易温室を設置して数日後につよい寒気がやってきました。
近くの畑には霜がおりていました。
温室に入居できなかった他のトマトたちは耐えられない寒さだったようです。
完全にしおれてしまいました。
温室の中のトマトは、なんとか生きながらえてくれています。
そのトマトたちは、秋にたくさん着果していました。
ですが、冬を乗り切るエネルギーを温存するため、半分くらいの実は早くに摘果していました。
それでも残っている実は、なかなか赤くなる気配がありません。
残っていた実をぜんぶ取り除きました
2021年2月9日
いくら温室の中とはいえ、実を赤く熟すには、日照も積算温度も足りないのでしょうか?
この寒さの中枯れずにいるだけで、ほんとうにガンバッテくれていると思えてきました。
暖かくなるまで生きてほしい。
冬を越してまた花を咲かせてほしい。
そう願い、熟さないままでいる実をすべて摘果しました。
必要のない枝や葉も切り落としました。
ここで、1種類、ドワーフトマトプリティーベル(通販で購入したもの)を撤収しました。
生きてはいたのですが、上に伸びすぎていてバランスが保てなくなりつつあったからです。
プリちゃん、ごくろうさま。
脇芽、そして蕾がでてきました
2021年3月
摘果してからあまり温室の中をチェックしなくなりました。
室内で栽培しているドワーフトマトは、収獲をむかえていて、味も昨年のものとくらべると、大成功といえる出来でした。
そんなこんなで、ほったらかしていました。
半月くらい、いや1ヶ月くらいぶりに、温室をのぞくと。
やったー。
えらいぞ。
脇芽が出ているし、花が咲きかけています。
温室がなければそもそも冬越しなどできるはずがありません。
ですが、ドワーフトマトたちの生きるチカラも相当なものですよね。
またまたドワーフトマトを惚れ直しました。
早くも実が膨らみ始めました
2021年3月10日
ところで、温室の中で1番長生きしているのは、ドワーフトマトのF2株です。
これは、2019年の9月に種まきしたもので、2020年3月10日時点で。なんと1年と169日も生きているです。
そのご長寿さんが、早くも実を膨らませはじめました。
もう何回、開花と着果をくりかえしたか忘れてしまいました。
わたしの勝手なチャレンジに付き合ってくれて、それに応えつづけてくれる子です。
ほんとうに感謝です。
4月になったら温室をかたづける予定です。
今日は3月16日です。
最近は、20度近い最高気温の日がでてきました。
そうなると温室の中はもうムシ風呂状態です。
開口部を半分明け放しておくようにしました。
温度を測れないのでわかりませんが、暑がりのわたしには不快に感じるくらいの温度になっていました。
さすがにトマトたちにも湿度が高すぎる気がします。
桜が散ったタイミングで、温室を片付けようとおもいます。
温室ですが、ビニールカバーが破けたりしなければ、何年か繰り返し使えます。
少なくとも3シーズンは破けず使えればいいなと思います。
さいごに
昨年の冬の室内栽培に続き、今年はベランダで、簡易温室を使った冬越しに挑戦しました。
安価で簡易のビニール温室でしたが、十分に役目をはたしてくれました。
ただ、このところ暖かい冬が多い気がしますね。
ともかく、簡易ビニール温室とドワーフトマトの強さによって、冬の間の栽培ができました。
ですが、冬に赤く熟した実を収穫することはできませんでした。
今回の栽培の結果から、冬の間は、春の成長のための準備期間として考えるのが良いとおもいます。
年明けから1月くらいの間に、それまでの伸びた枝や余分な葉を整理し、実も取りましょう。
そうすることで、春にまた元気な脇芽、花房がでてきてくれるはずです。
冬の期間はじっと我慢することに徹してもらうことにしようとおもいます。
強いお日様と暖かい気温になれば、また枝を伸ばし、花を咲かせてくれるに違いありません。
ベランダ簡易温室での栽培と並行して、室内でドワーフトマト(F4)をタネからそだてていました。
この室内栽培は、さくねんに引き続き2度目でした。
今回は、昨年の栽培よりも、さらに上手にできました。
すこしづつドワーフトマト水耕栽培も自信が付いてきました。
いいえ、慣れてきたといった方が正しいかな。
そして、またまたドワーフトマト熱があがっていきそうです。
それでは また。
コメント