先日、浅型水耕栽培容器(マイバージョン)を紹介しました。
ですが、困ったことに、上部の栽培面に使用するダイソーのお皿スッキリラックが欠品か廃版らしいのです。
お皿スッキリラックの替わりになるものをあれこれ考えていました。
下部の養液を入れる容器とマッチングが良くて、定植用の穴の加工がしやすいもの。
ダイソーのお皿ラックの使い勝手が良すぎて、匹敵するものがなかなか見つからないでいます。
ですが定植をひかえている苗もあるので、とりあえず100円ショップで売っているものを加工して新しく栽培面をつくってみました。
下側の容器は、マイバージョンの時とおなじで、セリアのアレンジボックスをつかっています。
作り方を紹介します。
また良くない点も正直におつたえします。
浅型水耕栽培容器(マイバージョン)
以前に紹介した浅型水耕栽培容器(マイバージョン)。
これはわたしがいつも拝見しているブログ「水耕栽培100円グッズで始めてみました」で紹介されている浅型水耕栽培容器をわたしが勝手にアレンジしたものです。
マイバージョンの浅型水耕栽培は、上記のブログで紹介されていた容器に使われているコンテナをなかなか買えずにいた時に、代わりの水耕栽培容器として考えました。
下部の容器はセリアのアレンジボックス。上部の栽培面にダイソーのお皿スッキリラックを加工して使用しています。
なくなってしまった?ダイソーのお皿スッキリラック
2020年の春くらいまでは売っていたと思う。ダイソーのお皿スッキリラック。
ダイソーのお皿スッキリラック
ダイソーのお皿スッキリラックはその名の通り、お皿などの食器を収納するためのラックです。
プラスチック製で軽くて、しかもその目的から底面に補強がされているので、丈夫です。
小さな丸い穴があいていて、それは苗を定植するのにちょうどよい大きさです。
野菜の水耕栽培を自作の容器でされている方のブログでときどきみかけるので、家庭で自作水耕栽培容器をつくる場合、こっそりと需要があったと思うのですが。
今の時点(2020年8月)、わたしが行った数件のダイソーには、お皿スッキリラックは見つけることができませんでした。
こんなことになるのなら(お皿スッキリラックが無くなるなら)そしてここまで水耕栽培にハマるとわかっていたなら、、たくさん買ってストックしておけば良かったと後悔しています。
栽培面にもとめる条件
興味本位ではじめた野菜の水耕栽培。あっという間に面白くなっちゃいました。
だって、思っていた以上に育てやすく、カンタンなんです。
当然そだてる野菜の苗の数、種類も、増えてきてしまって。栽培容器も増やさないといけなくなってきました。
でもダイソーのお皿スッキリラックが無い。
お皿スッキリラックの代わりになる栽培面を考えなくてはなりません。
容器とのマッチング
上部の栽培面と下部の容器のマッチングは大事です。浅型水耕栽培容器(マイバージョン)では、ダイソーのお皿スッキリラックをちょっと加工するだけで容器にしたセリアのアレンジバスケットとピッタリ重なってくれました。
下の容器と上の栽培面がなるべくぴったり合うの大きさのものが良いです。
隙間があると貯めた養液が蒸発しやすいですし、コバエなどの虫の侵入をふせぐことができません。
マッチングだけを考えれば上下セットの蓋つきコンテナボックスやダストボックスがかんたんに見つけられます。
しかし、以下の加工のしやすさと安価に抑えられるものを考えると、なかなか良いものがみつからないのです。
加工のしやすさ
栽培面つまり上の蓋になる部分ですが、水耕栽培容器に変身させるには定植用の穴が必要です。
最初から適当な穴が最初からあいているか、穴があけやすいといった加工のしやすさが求められます。
深型栽培容器の栽培面や浅型栽培容器の容器につかっているセリアのアレンジボックスは格子状のプラスチック構造です。
その加工のしやすさ(ニッパなどで簡単に切って穴開け加工などができる)が使われやすい理由だとおもいます。
安価にできること
できるだけ安くつくれるほどよいですよね。
ダイソーのお皿スッキリラックが110円で手に入れることができていました。
できれば安くあげたいです。
なので100円ショップでお皿スッキリラックとおなじくらいの大きさで、なにか使えそうなものはないか探していました。
とりあえず作ってみました
下の容器に使っているセリアのアレンジボックスにピッタリなサイズのものをさがしていました。
最後にたどりついたのは、オーバーサイズのものをカットするという何かもったいない感じの策でした。
このコンテナを使用しました。
レモンハウスという100円ショップでみつけました。
材料費110円と加工の手間だけです。
ニッパなどでかんたんに切れます。
似たものがダイソーにもあるかもしれません。
アルミホイルで遮光して、折り返した端はセロテープで留めてあります。
栽培面は容器の上に乗っかっているだけなので、クリップで固定します。
実際に使用するには、栽培面と容器両方に遮光をして養液を貯めるために黒いビニール袋をセットします。
良くない点、残念な点
隙間が生じているのがわかるでしょうか?わかりやすいように栽培面、容器ともに遮光を施す前の状態にしてあります。
使われている素材が柔らかく加工しやすいのですが、反面その柔らかさから曲がりや歪みが起きやすいです。
なんの引っ掛かりもない1枚板なので、下の容器に重ねた時にクリップなどで固定が必須です。
またその時歪みで隙間があかないように注意して固定する必要があります。
クリップの挟む強さも影響しそうです。
下の画像のようにクリップの挟む力が強いと栽培面の端が力にまけて曲がってしまっています。
挟む力が弱いクリップを使えば、こんな感じ。
やっぱり栽培面に、もう少し強度か厚みがほしいところですね。
クリップの挟む力に負けなければこのような曲がりは起きないはずです。
支柱が立てずらい
また支柱を取り付けるとすれば、、こんな感じにするしかないと、おもいます。
材質が柔らかく厚みもないので、お皿スッキリラックのようにキリで穴をあけて支柱をさすことはむずかしそうです。
実際に支柱が必要な野菜をそだてるには、かなり不安です。
さいごに
このとりあえず作ってみたものに補強をいれて歪みやヨレができにくいようにするか。
もしくはある程度の強度があって歪みの少ない板状のものに定植用の穴や支柱用の穴をあけるか。
このどちらかになると思うのですが、後者の方がカンタンそうです。
使い勝手や見栄えを考えるとコストがかかっても一度作成したら、ストレスなく気軽につかえて、そして何度でも長く使えるもの。
またがんばって考えたいと思います。
おまけ 実際につかってみました
定植を待っていたリーフレタスの苗を定植しました。
ドワーフトマト苗の仮定植に使用してみました。
支柱の要らない作物ならこのまま使っていけそうです。
もう1度言いますが、とりあえず使えます的な使用感です。
安くつくるならこれでいいのでは。
それでは また。
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